任意整理とおまとめローンはどちらが良いか?返済能力や状況から判断する

おまとめローン?任意整理?

任意整理は借りたお金の元金は返すことになりますので、任意整理が行われるとそこから返済生活が始まります。
同じように借金をまとめて返済可能な金額で返済するおまとめローンがありますが、任意整理とおまとめローンはどこが違うのでしょうか。

 

ここではおまとめローンと任意整理のどちらを行うべきかの判断基準や、おまとめローンと任意整理との関係について説明しますので、任意整理とおまとめローンで悩んだときの参考にしてください。

 

 

どちらがよいか判断する基準

ブラックリストが嫌ならおまとめローン

任意整理とおまとめローンのどちらがいいかを判断する前に、それぞれの特徴について整理しておきましょう。

 

任意整理は返済ができなくなった借金に対して、現実的に返済可能な計画を立ててもらうことが目的になります。
その過程で弁護士や司法書士が利率の計算をし直したりして、払いすぎていた利息分を返済に充て、総返済額を減らします。

 

また弁護士や司法書士といった代理人が債権者と相談し、36ヶ月の分割払いや任意整理後の返済金に対して利息をゼロにするということを行います。
ただしブラックリストに載るため、一定期間クレジットカードを持てなかったり、借り入れをすることができなくなります。

 

これに対し、おまとめローンは複数社に対する借金を1本化し、月々の返済額を抑えて返しやすい状況を作ることを目的としています。

 

いくつもの金融機関からお金を借りていると、どこにいくら借金があるのか見えにくくなるのですが、おまとめローンをすることで借金の支払状況や残高が分かりやすくなります。
ブラックリスト入りすることもないため生活を変えることなく借金の返済をすることができます。

 

ただし、借金が減るわけではありませんし、利息は相変わらず発生しますので返済期間が伸びる分、利息が変わらなければ総支払額は増えることになります。

 

簡単に整理すると、任意整理は「借金を減らすことができるけど、ブラックリスト入りする」、おまとめローンは「借金が増える可能性が高いけど、ブラックリストに入らない」ということになします。
どちらを選ぶかの基準としては「ブラックリスト入りすると困るか、総返済額が減らなくても月々の返済額が減れば返せるか」ということになります。

 

ブラックリスト入りすると仕事への支障が出るという自営業者は、月々の返済額が減るのであれば返済できるとすれば総返済額が増えてもおまとめローンを選ぶことになり、ブラックリスト入りしてもまったく支障がない場合は、総支払額の減る任意整理を選ぶほうがよいでしょう。

 

ケースバイケースで、どちらがいいと言い切れませんが、もうひとつ基準を設けるとするなら、すでに何年も返済を続けているけど利息分ばかり払い続けて借金が減らないという人であれば任意整理を選ぶほうがいいケースが多くなります。

 

それは利息の計算をし直すことで借金の残高が大幅に減ることがあり場合によってがすでに返済が済んでいる過払い金の状態になっていることがあるためです。

 

おまとめローンでは払いすぎていた借金を計算し直すということはできません。任意整理をすることによって借金がいくら戻ってくるか。これも任意整理を選ぶか、おまとめローンを選ぶかの判断基準のひとつになります。

 

おまとめローン後の任意整理は可能か?

おまとめローンの任意整理

おまとめローンのほうがよいと判断しておまとめローンをした結果、結局借金が増えてしまい、またしても返済できなくなるということがあります。
そんなとき任意整理をすることは可能なのでしょうか?

 

結論から言えば任意整理をすることが可能です。
任意整理を代理人を含む当事者同士の話しあいのもと行われますので、おまとめローンを行った金融機関が和解を受け入れてくれる場合は任意整理することができます。

 

ただし、任意整理をするメリットはほとんどありません。なぜなら任意整理のメリットがあるはずの、違法な利率での借金はすでにおまとめローンにて返済済みになっています。

 

そしておまとめローンを行う金融機関は合法な利率でお金を貸していますので、任意整理が成立しても、メリットがあるのは36ヶ月の分割払いにできることと、以後の返済の利息がかからないということだけです。
それと引き換えにブラックリスト入りするのは賢い選択とはいえません。

 

このような場合はおまとめローンをしている金融機関への返済はそのままにして、過去にお金を借りていた金融機関に対して過払い請求を行うことが賢い選択になります。
返済済みであっても過払い請求は可能ですから、そこで戻ってきたお金をおまとめローンの返済に利用してください。

 

過払い金の請求は弁護士や司法書士に相談してみましょう。
その際におまとめローンについても相談すると、最適な解決方法を提示してくれるはずです。

 

まとめ 判断がつかないなら無料相談窓口の活用を

任意整理とおまとめローンのどちらが向いているかは人それぞれですので一概に判断することができません。
それぞれのメリットとデメリットを理解し、自分に合った債務整理の方法を検討してください。

 

自分の手には負えなくなりそうだと感じたときは、まずは弁護士や司法書士、もしくは法テラスなどの無料相談窓口で相談することから始めましょう。

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相談の回答はメールで受け取ることができるので、電話がかかってくることもありません。


  • 自己破産がいいのか、任意整理がいいのかまだ迷っている
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