自己破産しても車を手放したくない。家族名義の車や事業用の車はどうなる?

自己破産をしたときに車を手放すと通勤ができなくなる人は、出来るかぎり車を手放したくないですよね。
自分の資産としての車はどうしようもないとしても、家族の名義になっている自動車や事業用の自動車までなくなると生活に支障をきたします。

 

ここでは自己破産をしたときの家族の名義の車や、事業用の車の扱いについて紹介します。
またローンの残っている車の扱いについても紹介しますので参考にしてください。

 

 

家族名義の車はどうなる?

妻の資産

自己破産は基本的に破産をした人の問題として考えられるため、夫が自己破産をしても妻の資産に影響をあたえることはありません。

 

夫が自己破産しても自宅にある車が妻名義のものであれば、そのまま継続して使うことが出来ます。
ただし妻名義のものであっても、購入したのが明らかに夫である場合は夫の資産として扱われることがあります。
例えば、妻が専業主婦で収入源もなく資産がない場合は夫の収入で購入したことになるため、「実質夫名義の車」として扱われます。

 

また自己破産をする前に妻や他の家族に名義を移すことは禁止されています。
夫名義であるから差し押さえられると考えて、安易に妻や子どもの名義に変える人がいますが、これは資産隠しにあたるため免責不許可になることもあり、悪質である場合は詐欺破産として詐欺罪となることがあるため、絶対に行わないようにしてください。

 

住宅ローンなどで妻が夫の連帯保証人になっている場合は、妻も一緒に自己破産をするしかないようなことがあります。
このような場合も妻名義の車を維持することができなくなるので注意が必要です・

 

ただし資産価値が20万円以下の車であれば、誰の名義であれ差し押さえられることはありませんので、車のローンが残っていなければ自己破産前に車を一度売却して安い中古車を購入するということも可能です。

 

事業用の車はどうなる?

事業用の車

事業用に使っている車であっても自己破産をする人の名義の車は没収されます。

 

自家用車と同じく資産価値が20万円以上であれば没収となり、それ以下であれば継続して使用することが出来ます。

 

ただし、事業用に使っている車は自家用車よりも市場価値が低くなる傾向があります。
一般的には商用車は減価償却期間が4年と短いため、購入直後でなければ資産として価値がないと判断されることが多いようです。

 

まずは中古車買取りのお店に、買取をしてもらうための見積り依頼をしてください。

 

没収された車も、どうしても事業で必要な場合は、本人以外の家族に買い戻しをしてもらうこともできます。車がないと今後の事業継続が難しくなるような場合は、弁護士などの専門家に相談するようにしてください。

 

所有中の車にローンが残っている場合

所有権は自動車ローン会社の物

車にローンが残っている場合は、名義は夫のものでもローンを支払い終えるまでは所有権を持っているのは自動車ローンの会社ということになり、車はローン会社から借りていることになります。

 

そのため、自己破産をした時点でローン会社は「車を返してください」と言ってくるのです。

 

ローンの残りが数万円で一括で払えるような場合も、自己破産前に払ってしまうと他の債権者が「払えるお金があるならうちにも払え」となります。
債権者間で不平等になることは禁止されていますので、数万円であってもローンだけ優先して支払うことはNGです。

 

ただし自己破産をする本人以外がローンの残りを一括で支払うことは認められています。
夫名義で購入した車のローンを妻や友人が支払えば、車の所有権は夫のものになります。

 

自己破産をした夫の資産が減るわけではありませんし、ローン会社も支払いをしてもらえるため、誰かが損をするわけではないため、「不公平ではない」として認められているのです。

 

ただし、誰かにローンを払ってもらって、夫の所有になったとしても車に20万円以上の資産価値があるとされた場合は、差し押さえの対象になるため、資産価値も考えて一括支払いをしてもらうかどうかを検討してください。

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